2003年12月7日(日) さいたまスタジアム2002 東アジア選手権2003

日本 vs. 香港 (1−0)

フジテレビ
実況:佐野瑞樹
解説:風間八宏
ピッチ解説:下田恒幸
主審:タイ人
副審:タイ人とインドネシア人



<日本代表メンバー>
GK:1 楢崎正剛
DF:2 山田暢久→7 石川直宏(後半34分)、3 坪井慶介、5 宮本恒靖(cap)、4 茂庭照幸、14 三都主アレサンドロ
MF:8 小笠原満男→16 奥大介(後半25分)、15 福西崇史、19 遠藤保仁→17 山田卓也(後半22分)
FW:9 久保竜彦、20 大久保嘉人

「格下相手に厳しい勝利」

 FIFAランキング28位の日本は、136位の香港をホームに迎える。明らかな格下であり、より多く得点し、メインイベントの韓国戦に余裕を持って望みたい。

 今日の試合は、私がこれまでテレビ観戦した中でも相当の実力差があった。プロとアマチュアくらいの差だろうか。しかし、それを埋めるべく香港は非常に高い集中力と気合いを最後まで維持しつづけ、結果1ゴールしか許さず、次につながる敗北といえるのではないだろうか。相手の気合いが勝っていたからゴールできなかったのだ、と小学生のとき教わったような記憶がある。それは教育的な目的もあってのことだろう。
 日本の決定的なシュートはキーパーのファインプレーやゴールマウスに嫌われるなど、私のカウントでは少なくとも6〜7点損をしてしまった。ごくまれに(年に一度くらい、レベルとその確率は反比例にあるかも)こういった試合があり、なぜかことごとくゴールが入らない場合がある。サッカーというスポーツではゴールは偶然(クリアミスやリバウンドなど意図しない反応などで)入ってしまうことがそれほど少なくないが、同様にまともなシュートも入らない場合がある。今夜の場合は単純に運の問題だから仕方がないといえばそうだろう。

前半
 決定的なシーンを振り返ると、久保選手のヘッド、大久保
選手のヘッド、小笠原選手のミドル、サントス選手のミドル・・・など前半では6点もの不運が続いた。運だけで片付けられない部分としては、むやみにボールを浮かしたり、突進したりする必要はなく、確実にインサイドキックでサイドネットを揺らすことをすれば、もう1点くらいは入っていたような気がする。
 大久保選手は簡単に倒れすぎである。反則をもらえない場面で頻繁に倒れていると、フォワードとしては相手にプレッシャーを与えづらくなり、結果なめられてしまうだろう。辛うじてサントスがペナルティエリア内でPKを誘うように上手く倒れ、確実にPKを物にした。このゴールが決勝点となる。

後半
 序盤は右サイドの展開が良くなるが、次第にマークが甘くなり、特に遠藤選手が交代した後はナイジェリア出身の選手に決定的なチャンスを献上してしまうなど、あわやドローかという危ないシーンさえあった。
 後半の中盤を過ぎると、勝ちを確信したのかやや覇気がなくなりはじめた。久保選手の変なリズム(持病の腰痛を気遣ってか)のドリブルからのシュート、茂庭選手のヘッド、奥選手のミドル、大久保選手のヘッド(クロスバーであり、かつオフサイド)など、決定的なチャンスもあったが、次第に気迫の面では押されつつあった。
 後半41分、私の録画ミスでテープが終わってしまい、クライマックスを見逃してしまったので、レポートはこれで終わる(アホか!)。

 この試合の課題は、勝つのはもちろん、いかにしてより多く得点を取るかであった。というのは、格下のチームは引き分け狙い(勝ち点1狙い)などで汚い反則を含む圧倒的な守備重視の戦術をしくことも珍しくないからだ。
 ワールドカップの予選でそういった相手に当たったとき、どうやって厚いディフェンスを崩すか、大怪我を誘うような悪質なタックルをかわすことや、強豪チームとの得失点差や総得点で生き延びることも案外重要になってくるのである。実際問題として、韓国は
総得点が多いため次の日本戦は、最低引き分け以上で優勝が確定するが、日本が優勝するためには韓国を破り、勝ち点3を取らなければならなくなった。

 今夜新しい選手が出場したのは喜ばしいことである。しかし、ジーコ監督はこれくらいの差がないと選手交代をする勇気がないのだろうか。今後も積極的にカードを切って欲しいものだ。今日はあまりにもアンラッキーが続いたため、私も批判的なことはあまり多く書けないが、どうも後半の序盤あたりから当たり前の勝利に安心して、それ以上の挑戦を放棄してしまったように見えた。もう少しゴール前でもパスを嫌らしく繋ぐことで、未熟な相手ディフェンスの体力や気合いを殺ぐか、早いパス回しで相手に触らせないことも可能だったのが心残りである。

 今日のタイ人とインドネシア人の審判は、オフサイドの反応が少し遅かった。オフサイドが発生するのはボールを蹴った瞬間である。

採点の比較

右の列の赤字部分は「日本代表&五輪代表応援ガイドBOOK」より引用しています。


私の採点
サッカーマガジン
楢崎正剛 6.0
6.0
山田暢久
6.0
5.0
石川直宏
5.5
6.0
坪井慶介
6.0
6.0
宮本恒靖
6.0
6.5
茂庭照幸
6.5
6.0
三都主アレサンドロ 6.5
6.0
小笠原満男
6.5
6.0
→奥大介
6.5
6.5
福西崇史
6.5
6.0
遠藤保仁
6.5
5.5
山田卓也
5.5
5.5
久保竜彦
6.0
5.0
大久保嘉人
5.5
4.5

 ボランチの遠藤選手は、一度見ただけでは解釈が難しいとは以前から思っています。久保選手は得点できなかったため厳しい評価なのでしょう。1点以上の差を太字にしています。相手との格差が大きいので、その影響は大きいと考えられます。



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